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Kou Chou Ching 来日します!

一昨年、昨年に続き今年もやってきます。

アメリカツアー後の来日です。

[1]9月4日 六本木 NEW LEX Club
東京都港区六本木3-13-14 第3ゴトウビル B1F
http://www.newlex-edo.com


[2] 9月6日 渋谷AMATE-RAXY
東京都渋谷区渋谷3-26-16
http://www.amrax.jp/index.html
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Classroom Time - 上堂時間 MC JIN(歐陽靖)

MC JINの広東語新MV。00年代前半~中盤のヒップホップMVの雰囲気パロってる(?)映像はユルユルでナイスです。

貼り付けできないので以下で。

http://www.youtube.com/watch?v=8Wf1uMnobV0

T.F.P - 10 years

香港のラッパーのT.F.P (The Fabulous P)

お父様が亡くなったようで、彼にささげる作品が今日アップされていました。



Rest In Peace

DòngTīng Song of the Week

※この記事はHip Hop in China(Dong Ting) 2008年2月1日の記事の転載です

今週紹介する曲はチェン・ハオラン(陳浩然)のものです。
チェン・ハオランは北京のIn3というグループの大変優秀なメンバーです。彼のスタイルは、ODBプロフェッサー・ロングヘア、ボブ・マーリー、そして北京のタクシー運転手のミックスといったものになります。

この作品は彼の日常、ヒップホップに対する思想、DJ Wordyへの真の愛情を歌ったものです。

元記事内で音楽が再生できます↓


元記事:(DongTing Song Of The Week) Chen Haoran "No Moni, No Friend"

・・・と思ったら、ちょっと今聴けないようです。youtubeなどにもアップされていないので、ちょっと確認してみます。

MC Hot Dog

台湾のヒップホップを語るのに、良い意味でも悪い意味でもMC HOT DOG(姚中仁)は無視できないので、今更ながら紹介です。

その軽さから、おそらくシリアスなラッパー陣からは嫌われている/バカにされている観もあるのだけど、売れている&知名度という意味では今でもおそらく台湾で1、2を争うラッパー。
既に数年前に来日も果たしているので日本でも割と有名なはず。

彼を一躍スターにしたのが、06年の台湾の人気ロック歌手である張震嶽と出した「我愛台妹」



この歌詞でも分かるように、「台湾の女が好き、中国女には興味ねーんだわ」と言い切っている台湾ラブの内容ですが、キャッチーでノリノリのサウンドは大陸でも(当然海賊盤のみですが)大ヒット。

以前、中国人MCに「あんなこと歌われてむかつかない?」と聞いたことがあるのだがその時の彼の応えは「いや~、MC Hot Dogってなんか常にボケてるから・・・憎めないやつなんだよね。(MC大支と違って)」と言っていたので、はあ~彼ってそんな立ち位置なのか~と思った記憶があります。

その後、この曲が収録されていた全アルバム「Wake Up」を聴いて納得。かっこいいんだけど、ちょい雑。聞き流すパーティー・ミュージックとしてなら問題なし!なんだけど、そのおふざけ脱力感&知的とは言えない発言には出来が良いとは言えなかったのです。実は。トラックも安直なサンプリングが多すぎたし(ジェイ・チョウとか宋岳庭とか。ジェイのは皮肉のつもりかもしれないのでなんともいえないけど)。

で、昨年秋リリースの最新作「差不多先生」。一皮向けた印象を受けました。「30歳になったら30歳らしい言い方でディスってやる」と豪語していただけあります。

”差不多先生”


差不多=大差ない、違いない、まあそんなもん、を意味するのですが、この曲名は胡適の「差不多先生伝」からの引用です。「差不多先生伝」で胡適が指摘している中国人のルーズさをベースに、この曲も現代中国人(この場合台湾人ですが・・・)のルーズさ、なあなあ加減を自己批判しています。

出典もしっかりしているし、そのなあなあさをなあなあで終わらせずにしっかりと重みをもたせて曲にしたところもすばらしい。この曲のタイトルを冠したアルバム全体の出来も、深みがあってなかなかです。

いわゆるとっても台湾らしい、変に欧米化も洗練もされていない台湾人をさす”台客”という言葉があるのですが(江戸っ子みたいなイメージだと思います)、MC Hot Dogは”台客”と呼ばれるラッパーの1人。おそらく台湾の若者からみて兄チャン的存在なのではないでしょうか。

台湾のアンダーグラウンドでもなく、かといって華々しいポップネスとまでも行かない、うまーいところを泳いでいる彼の作品にはアンダーグラウンドほどのヘヴィさはないのかもしれない。
けど、逆に言えば、台湾のごく一般的な若者をひきつけるような視点と態度がある=これが台湾の若者マジョリティの体現でもあるのではないかなとは思います。

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BEST 嘻哈 OF THE YEAR (2008)

こんにちは。半年放置してしまいました。忙しいというのはただの言い訳ですね。今年はtingdongの翻訳を全て終えつつ、ちゃんと各都市のシーンを追いたいです。よろしくお願いします。

さて、まず昨年のこと。
hiphop.cnと搜狐音乐频道が行った投票の結果、昨年のベスト・(オリジナル)・ヒップホップ作品にK.J.C.の“错过爱(wrong luv)”が1万票を超す投票数で選ばれました。



次いで2位は南京のD-EvilのMC光光と台湾の满人の“起义之日”

3~5位は押韵机械人が占め、順に“背叛”、“我的国家”、“街头日志”。

6位:台湾の3人(满人,Jnco,Sofa Lipa)によるGolden Age三部作の1曲、“十年”

7位:上海のグループRedstarの“Who We Be”

8位:西安のMC、Masonの“Say hello to ya mama”

9位:これまたRedstarの“I Want You”

10位:北京の隠蔵組合のメンバー、Sbazzoのソロ作品“Soundtrack”

という結果です。

個人的にはYoung Kinがランクインしなかったのが寂しい上に、これまでK.J.Cってあまり注目されていたわけではなかったので「なぜコレが1位?なぜ1万票?」てな思いも無きにしも非ずです(だって総合4万票中1万3千票ゲットな上、2位に1万票の差を付けてる・・・あやしーなー)。

まあ10位まで見れば、北京(で活動する中国系カナダ人)、上海、西安、南京、台湾など出自は様々で面白い顔ぶれではありますね。今年も楽しみです。

TAG : hiphop.cn

quick note

あまりに本業の方が多忙すぎた夏、なーんにも更新できませんでした。残念。

ところで本日発売のrockin' on 10月号 カルチャーコーナーに、先月来日公演を果たした台湾の拷秋勤(kou chou ching)のインタビューを小記事ながら掲載させてもらいました。

まあ、かなりマニアックな質問を並べてしまいましたが、是非是非チェックしてください!

minami

TAG : 拷秋勤

What Is Hip Hop?/ヒップホップとは何か?

※この記事はDong Ting 2008年1月25日の記事の転載です



Dongtingへようこそ! これから10ヶ月、私たちは中国の8都市を旅しながら、中国のヒップホップ・シーンに何が起こっているのかを探ってきます。中国のヒップホップ・シーンにどんなアーティストがいるかといった事だけでなく、何故ヒップホップが中国人とって意味のあるものなのかという事についても深く調べるつもりです。質問、コメントはいつでもどうぞ。メールはdongting08アットgmail.comです。これが私たちの最初の記事なので、まずは「中国人ヒップホッパーはどのように『Hip Hop』を定義しているか」というトピックから始めたいと思います。

彼らの答えを上の動画でチェックしてください。

-アンジェラ&ライラ

元記事 (Dong Ting : What Is Hip Hop?|Hip Hop是什么?)

Dong Ting(动听)

中国のアンダーグラウンドのヒップホップ・シーンを調べている自分にとって、問題となる事が2つ。
・日本で本格的に研究している人があまりに少ない(ていうか多分ゼロ?)
・私自身、実際に中国のヒップホップ・シーンに現地で、生で触れた事が無い。

やはりひたすらネットやジャーナルで情報を集めるだけでは、限界感じてました。
仕事が忙しくてその情報集めすら最近出来てないし。

そんな時に見つけたのが、アンジェラ・スティールとライラ・バッブのブログ、Dong Tingです。
北京でヒップホップを研究するアンジェラが同じく中国在住のライラと共に各都市を周り、アーティストにインタヴューするなどして情報を逐一アップしているブログ。最新の中国ラップの音も聴ける。

でも英語&中国語のみ。というわけで、記事を翻訳・転載させてくれと頼んだところ、快く許可してもらいました。

自分の記事はどのくらいの頻度で書けるかわからないけど、Dong Tingの記事はなるべくアップされ次第翻訳するようにしていきたいと思っています。

このブログの内容は本当に素晴らしいので、皆さん是非チェックしてください。

※翻訳の条件として、とにかく正確に訳すようにという指示があるので、翻訳は基本、敢えて直訳の堅い表現にすると思いますが、よろしくお願いします。

中国のギャングスタラップ?

結構前の話になるが、一部で中国初のギャングスタラップの誕生と騒がれた台湾のラップグループ鐵竹堂(IRON BAMBOO)。
マイケル、ヴィンス、スコッティー、ジェイソンの4人組。バックグラウンドは様々。ヴィンスはフランス人と台湾人のハーフでパリ育ち。スコッティーは客家や台湾アボリジニの祖先を持つクリスチャン。マイケルは韓国人とスウェーデン人の両親を持ち、アメリカと韓国で育った。等等。

で、下に紹介する作品FOR THE HOMIESは英語、フランス語、中国語の3カ国が使われているマルチリンガル・ラップ。内容はハードコア。
中国にもゲットー育ちのラッパーがいて、ギャングスタラップがあるんだ、と言いたいところだが、この作品はフェイク。

彼ら自身も、この作品が作り物のギャングスタラップであり、LAで撮影されたハードコアなMVも『ショートムービー』としてのものであることを認めている。

それを考えるならば、かなり出来が良いフィクション。
悪いもの=ギャングスタに憧れる若者がいるのは中国も同じで、やはり彼らの音楽は結構人気らしい。

でもウソである限り、今作品をギャングスタラップと位置付けるのは相応しくない。
強いて言うならばギャングスタ風エンターテイメントラップか。

鐵竹堂(IRON BAMBOO) - 為了我的兄弟(FOR MY BROTHERS/HOMIEZ)

TAG : frenchgangsta鐵竹堂

Young Kin - Made in China

北京で活動中のYoung Kinはスイス人の母と中国人の父を持つ。スイス生まれ、北京育ち。英語、ドイツ語、中国語のトライリンガルの彼は、幼い頃から英語圏のラップ音楽に慣れ親しんでいた。
今世紀に入りやっと活発化し始めた中国ラップミュージックのパイオニアの一人といえる。

現在は隠蔵組合のメンバーとも頻繁に活動している。
Made in ChinaはYHOOD2007年第二期Best10に収録。

Young Kin - Made in China

TAG : 隠蔵YoungKin

宋岳庭(Shawn Sung)

宋岳庭という、スキルとカリスマ性を兼ね備えたアーティストがたった1枚のアルバムを残して23歳でこの世を去った事は、中華圏のヒップホップ界の大きな損失であったと思う。
彼が生きていたら、台湾・中国のヒップホップシーンは今とは大きく違っていただろうし。

Life is a struggle - 宋岳庭

original ver.


flash ver.

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TAG : 宋岳庭EB